

1.かゆみ、痛み、ぜんそく発作など
アトピー性皮膚炎や慢性頭痛などの身体疾患の症状によって、睡眠が妨害されることがあります。
2.生活環境や生活習慣
室内温度、体温、明かりなどの生活環境やアルコール、ニコチン、カフェインの摂取も場合によっては、睡眠が妨害されることがあります。
3.ストレス、生活上の不安など
日常生活でのストレスや不安、緊張なども睡眠を妨害します。

はじめはストレスや環境要因によって不眠が生じますが、長期化すると、寝室(ベッド)と不眠との関連が強くなり、横になると目がさえるといった現象が起きてしまいます。
そして、特定の原因がなくても不眠が続くようになります。

認知行動療法
個人の生活習慣や考え方に焦点を当て、睡眠前の不安や緊張を軽減する方法です。
認知行動療法は1つの技法ではなく、有効性が明らかにされているいくつかの技法を組み合わせた治療法です。
認知行動療法を行うと、快眠を阻害するような生活習慣や体の緊張、考え事が変化し、熟眠できるようになります。また、将来似たような問題に対しても自分の力で適切に対処することができるようになります。
認知行動療法は、すでにその効果が科学的に証明されており、治療終了後の治療効果が長く維持されることも明らかにされています。また、対処方法を身につけることで、お薬の服用を徐々に減らしていくこともできます。
次のような方法をカウンセラーと相談しながら実践し、自分にあった対処法を見つけていきます。
効 果
認知行動療法は薬物療法と同等、またはそれ以上の効果が期待できます。1. 不眠の改善効果
2. 再発予防効果
3. 減薬促進効果
すすめ方の例
1.不眠に関する基礎知識
不眠が起こるきっかけや快眠を阻害する生活環境、習慣について説明します。
2.行動へのアプローチ
快眠を阻害するような環境を調整したり、寝る前の習慣を見直すことで、睡眠を促します。
3.考え方へのアプローチ
眠る前に頭に浮かんで離れない考えや、自分の考え方のクセに気づき、検討します。
4.からだへのアプローチ
からだが緊張している状態とリラックスしている状態に気づき、緊張しているときにリラックスする方法を身につけます。

たいていの人は、7時間寝るとよく寝られたと感じ、6時間を割ると寝不足だと感じるようです。しかし、これはあくまで一般的な傾向であり、5時間眠ればよく寝られたと感じる人もいれば、8時間寝ても眠いと感じる人もいます。身長・体重や空腹・満腹感に個人差があるように、睡眠時間にも個人差があります。自分に適した睡眠時間、つまり、日常生活に支障を来さない程度の睡眠時間を探すことが大切です。
考えすぎは不眠のもと
「今日の商談は失敗だった」、「眠れなかったらどうしよう」、「明日のために早く寝なくちゃ」といった心配や考え事は、頭を冴えさせてしまい、不眠のもとになってしまいます。また、そのような考えを消そうとすればするほど、考えが頭から離れなくなってしまいます。不眠にお困りの方には、このような特徴がしばしば見られます。